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オーナーメッセージ

箱根の自然、温泉、食事、客室での寛ぎ…一つ一つが大切です。

1997年に山中湖でオーベルジュ「フォンテーヌブロー」を開業する時、
斉藤厚男オーナーシェフは元帝国ホテル総料理長村上信夫氏を訪ねた。
その時分に貰い受けたのが「どこで料理をしても心は同じです」という
言葉と「フォンテーヌ・ブロー」の名称だった。
「フォンテーヌ・ブロー」とは、かつて帝国ホテルにあった 最高級の
フランス料理店の名称であり、国内をはじめ世界の著名人にも
愛されていた今はなき名店である。その脈流をも受け継いでいる
斉藤オーナーシェフが、山中湖での開業から10年後、
“東京の奥座敷”箱根に開いた新オーベルジュ
「箱根フォンテーヌブロー仙石亭」への熱い想いを語ってくれた。

オーナーシェフ 斉藤厚男
1957年生まれ。スキー好きが高じてフランス語圏の国に憧れたことから
フランス料理の道を選ぶことになった。帝国ホテルに19年間勤務した後、
'97年に山中湖でオーベルジュを開業。'06年箱根・仙石原に2軒目を開業する。

そもそもオーベルジュを始めるきっかけは何だったんでしょうか?

都会の一流ホテルの高級レストランでフランス料理を作る仕事とはまったく違った方法で、
フランス料理のすばらしさを伝えることはできないか? 都会で「食べる」という至福を本当に味わうことはできるのか?
という疑問が、帝国ホテルでの約20年の勤めを終えて、開業の地「山中湖」へと向かわせた大きなきっかけでした。

どんなオーベルジュを目指しているのでしょうか?

都会で仕事をして暮らす人は、少し郊外まで足を伸ばし、本来の自分に戻る時間が必要ではないか?
そうしなければ「和み」や「安らぎ」という『癒し』まで到達しないのではないか?
そこで感じる「懐かしさ」や「尊さ」など、見過ごしてしまいそうなシャイな部分にこそ、
本当の「食べる」至福があるのではないでしょうか。

また旅先での食事という行為は、それだけを切り離して考えることはできません。
食事をする環境や空間、同席者や会話、食べる時の体調や気分など、それを取り巻く全ての状況が関連しています。

そう考えると、食べることはもちろんですが、立地環境、温泉や風呂の施設、客室からの眺めや居心地など
一つ一つに気を配る必要があるのです。全てがもてなしの大切な要素と言えるでしょう。
ですから宿泊施設付きレストランが“オーベルジュ”だとすれば、そのカテゴリーには当てはまらないのかもしれません。

オーベルジュを進化させたスタイルが「箱根フォンテーヌブロー仙石亭」であり、
ここでの滞在がゲスト一人一人の人生に刻まれた記憶を呼び覚ますものであって欲しいと思います。

箱根フォンテーヌブロー仙石亭の料理とは?

都会では仕事帰りや休日に、食事をしたりカフェでお茶をしたりしますが、日常のストレスを感じたまま
心底寛げるものではないと思うのです。そのために奇抜な取り合わせやビックリする盛り付けなど、
ストレスで鈍った身体や感覚にも訴える“刺激のある料理”が重要視されがちです。
これは「和み」や「安らぎ」とは反対のものです。

そうした刺激を追い求めなくても、人は感覚が研ぎ澄まされれば“美味しさ”が自然と感じられるようになり、
料理への感動も生まれてくる。フォンテーヌブローの料理は、最先端の流行フレンチとは一線を引いた、
寛ぎのための極上の味を追求しているフランス料理です。

侘びや寂びといった日本文化との出会いで魅力を増したフランス料理ですが、
ここでは「和の心を持ったフレンチ」を体験していただきたいと思います。

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